【もう限界…】「ゴミ屋敷 どうする?」と検索したあなたへ。家族を想うあなたに伝えたい片付けの第一歩
2025年04月14日目次
◆「ゴミ屋敷 どうする?」と検索したときに知っておきたいこと
●まずは“心の整理”から始めよう
▷罪悪感・苛立ち・焦り…その感情は自然なもの
実家の荒れ果てた光景を目にしたとき、
驚きや戸惑いと同時に、怒りや悲しみ、
自責の念が湧くのはごく自然な反応です。
「もっと早く気づいていれば…」「どうして放っておいたのか」
――そんな感情が自分を責めてしまう原因にもなります。
でもまずは、自分の心を責めずに落ち着くことが大切です。
今まで気づかなかったのは、あなたが悪かったわけではありません。
“片付ける”前に必要なのは、“心の整理”です。
▷あなた一人の責任ではないということ
ゴミ屋敷の問題は、ひとりの家族だけが背負うべきものではありません。
暮らしの中で生まれた小さな問題が、時間とともに積み重なり、
誰にも相談できないまま放置されてきた結果なのです。
「家族だからこそ何とかしたい」
――その思いだけでも、すでにあなたは大きな一歩を踏み出しています。
●なぜ実家がゴミ屋敷化してしまったのか?
▷高齢化と孤独の影響
高齢者の一人暮らしでは、体力・気力の低下や認知機能の衰えによって、
日常的な片付けが難しくなることがあります。
また、話し相手もおらず、孤独な時間が増えると、
買い物や収集を繰り返し、「捨てられない状態」に陥ることも。
▷「捨てられない心理」とは
モノを溜め込む人には、
「思い出が詰まっている」「いつか使うかもしれない」
という強い執着があることが多いです。
特に高齢になると、
「もったいない精神」や「生きた証としての記録」
が物に宿っていると感じる方も少なくありません。
▷発見が遅れる背景にある家族の距離感
仕事や育児に追われる毎日の中で、
実家と疎遠になってしまうことは誰にでもあります。
気軽に会話できる関係でなければ、異変に気づくのも遅れてしまいがちです。
「見て見ぬふりをしていた」と思う必要はありません。
今、気づいたことが何よりの救いです。
◆片付けを始める前にやるべき準備とは?
●ゴミ屋敷の片付けは「段取り」が命
▷まず確認するべき3つのポイント
片付けを始める前に、まず以下の3つを確認しておくとスムーズです。
安全性の確保:床が見えないほど物が積もっている場合、滑落や転倒の危険があります。通路の確保は最優先です。
電気・水道・ガスの状態:インフラが正常かどうかをチェックしましょう。腐敗物やカビがある場合、衛生面の対処も必要になります。
必要書類や貴重品の有無:年金手帳、保険証書、通帳などが埋もれている可能性もあるため、無闇に捨てない工夫が重要です。
▷感情的にぶつからずに親と向き合うコツ
「どうしてこんなことに…」
と責めたくなる気持ちを抑えて、
まずは相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
「一緒に暮らしやすくしたい」「体を大切にしてほしい」
そんな思いを伝えることで、対立を避け、協力的な空気を作ることができます。
●近所トラブルや行政介入になる前に
▷近隣住民からの苦情事例
悪臭や害虫の発生、燃えやすいゴミの放置などが原因で、
近所からの苦情が寄せられるケースもあります。
「もう少し早く気づいていれば…」と後悔する前に、
早めの対応を心がけましょう。
▷行政に相談するという選択肢も
場合によっては、福祉課や保健所、
地域包括支援センターなどに相談することで、
支援制度や清掃支援を受けられる場合があります。
「家庭の問題」と抱え込まず、第三者の力を借りることも立派な行動のひとつです。
◆自力で片付ける?それとも業者に頼む?メリット・デメリット比較
●自分たちでやる場合の現実と限界
▷時間・体力・精神面のハードル
ゴミの仕分け、運び出し、清掃までを家族だけで行うには、
多大な労力と時間がかかります。
加えて、親との意見の食い違いや、
感情的な疲労も大きなストレスになります。
▷貴重品や思い出の品の取り扱いに注意
無意識に捨ててしまいがちなのが、重要書類や思い出の品。
探しながら作業を進めるには、相応の時間と慎重さが必要です。
●プロの清掃業者に依頼するメリットとは?
▷早く・安全・確実に片付く理由
専門業者は、ゴミ屋敷清掃のノウハウを持ち、
必要な道具や人員も揃っています。
短時間で安全に作業を終わらせられるため、
家族への負担を最小限に抑えられます。
▷貴重品探索・供養・遺品仕分けも可能
業者によっては、貴重品の捜索や仏壇・写真などの供養対応、
遺品の丁寧な仕分けも行っています。
ただの「片付け」ではなく、
「気持ちの整理」も含めてサポートしてくれるのがプロの魅力です。
▷「人に知られたくない」プライバシーへの配慮も
近所に知られずに作業を進めたい、家族内だけで完結させたい――そんな要望にも、配慮してくれる業者が増えています。
夜間や休日対応など、柔軟なサービスにも注目したいところです。
◆業者に頼む場合、気になる費用と相場は?
●ゴミ屋敷清掃の費用はどう決まる?
▷間取り、ゴミの量、作業人数で決まる目安
清掃費用は、
一般的に「部屋の広さ」「ゴミの量」「作業にかかる人員と時間」
によって決まります。
例えば、ワンルームで軽度のゴミ屋敷であれば5万円〜10万円前後。
3LDK以上で大量のゴミや特殊清掃が必要な場合は30万円〜50万円以上になることもあります。
事前見積もりで金額感を把握し、不明な項目がないか確認するのがポイントです。
▷オプション料金の内容とは?
費用の中には、基本清掃のほかに「オプション費用」が発生することもあります。よくあるオプションは以下の通りです。
仏壇や遺影の供養代
ハウスクリーニング(風呂・キッチン等)
害虫駆除や消臭・除菌作業
遺品の分別・貴重品探索
必要なサービスだけを選んで依頼することで、予算の調整もしやすくなります。
●実際の費用例とビフォーアフター事例
▷ワンルームのケース
一人暮らしの高齢者宅で、コンビニ弁当や日用品のゴミが床に積もっていたケース。
スタッフ2名で3時間、費用は約8万円。
作業後には床が見える状態になり、生活スペースが確保できるようになりました。
▷戸建て住宅のケース
3DKの実家が数年間放置され、大量の衣類や紙類が溜まっていたケース。
スタッフ5名で2日間、費用は約35万円。
消臭作業と簡易リフォームも含め、見違えるほど綺麗に。
▷女性からの依頼が増えている理由
最近では、娘さん世代からのご依頼が増えています。
「実家が気になっていたけれど、自分ではどうにもできなかった」という方が、プロに任せることで精神的にもスッと楽になるといいます。
◆親にどう切り出す?「説得のコツ」と失敗しない伝え方
●「片付けよう」ではなく「一緒に考えよう」から
▷否定より共感を
いきなり「汚い!片付けて!」と責めるのではなく、
「体調はどう?何か困ってることない?」と、まず気持ちに寄り添うことが大切です。
「片付けたい」より「心配だから一緒に考えよう」の姿勢が、親の心のガードを下げてくれます。
▷「プロの人に手伝ってもらおうか?」と促す方法
自分で掃除することに抵抗がある親には、
「プロの人にお願いしたら、あっという間に終わるらしいよ」と軽く提案するのも効果的です。
「片付け=責められている」と感じさせない工夫が、関係を壊さずに進めるカギになります。
●親との会話に疲れてしまったら
▷第三者の介入も視野に
どうしても親と向き合うのがつらいときは、地域包括支援センターや福祉専門職に相談してみましょう。
専門家の言葉なら、意外とすんなり受け入れるケースもあります。
▷自分を責めないことが一番大切
家族だからこそ、感情的になったり、傷ついたりしてしまうものです。
大切なのは、「自分ができる範囲で頑張っている」と自分自身を認めてあげること。
無理をしすぎず、サポートを受けながら進めていきましょう。
◆片付けのその後も見据えておきたいこと
●再発を防ぐ「片付け後」のサポート
▷訪問サポート・定期チェックの重要性
せっかく綺麗に片付いたとしても、
時間が経てばまた元に戻ってしまうことも少なくありません。
再発を防ぐには、定期的な見守りや訪問サポートを取り入れることが有効です。
民間サービスや地域のボランティア団体の中には、
清掃後の定期訪問や見守りを行ってくれるところもあります。
プロによる「その後のケア」は、ゴミ屋敷の根本的な改善にもつながります。
▷「住み替え」「施設入居」も視野に入れる
親が一人で生活することが困難になっている場合、
「住み替え」や「高齢者施設への入居」も前向きな選択肢のひとつです。
「自宅での生活を守る」だけではなく、
「安全に暮らせる環境を選ぶ」という視点で考えることで、
家族全体が安心して過ごせるようになります。
◆まとめ|“片付け”は、家族を守る大切な一歩
●「どうする?」と悩んでいる今こそ、動き出すタイミング
実家がゴミ屋敷になっていると知ったとき、誰もが戸惑い、心が揺れます。
それでも「どうにかしたい」と思って検索したその行動は、
すでに家族を守るための第一歩です。
無理をして一人で抱え込む必要はありません。
信頼できる専門業者や、行政・地域の支援を活用しながら、
少しずつ前へ進んでいきましょう。
●家族の未来を、安心して迎えるために
片付けとは、モノを処分することだけではありません。
家族との関係を見つめ直し、
安心して暮らせる未来をつくる「心のリセット」でもあります。
今、あなたが向き合おうとしているその決意こそが、
家族にとってかけがえのない“支え”です。
焦らず、あきらめずに、ひとつずつ乗り越えていきましょう。
遺品整理士 倉島 新吾
東海3県~愛知県・岐阜県・三重県~ 九州エリア~鹿児島県・宮崎県・熊本県~
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