愛知県・名古屋市で遺品整理なら身近な「まごころ整理」「まごころ清掃」のカメシタ

あらゆる片付け・整理の見積り・ご相談は、
0120-379-540

【受付時間】8:00~23:00

カメシタのまごころ日記

【孤独死、どうなる?】親がひとりで暮らしている…心配なあなたへ。いま知っておくべき現実と備え

2025年05月26日

目次

そもそも「孤独死」とは?誰にでも起こりうる現実


増加する高齢者の単身世帯

日本では少子高齢化が進み、

高齢者の一人暮らしは珍しいものではなくなっています。

総務省の統計によると、

65歳以上の高齢者世帯のうち、約20%以上が単身世帯。

身近に家族や親しい友人がいないまま暮らしている人も多く、

ちょっとした体調の変化が大きなリスクにつながる現実があります。

こうした社会背景の中、「孤独死」は決して特別な話ではありません。

家族と離れて暮らす高齢者の数が増えるにつれ、

誰にとっても“身近な課題”となってきているのです。


孤独死の定義と一般的なケース

「孤独死」とは、主に一人暮らしの方が誰にも看取られずに亡くなり、

その後しばらく誰にも気づかれないまま放置される死を指します。

正式な法律上の定義はありませんが、

社会的には“遺体の発見が遅れた死”として扱われることが多いです。

孤独死の多くは、病気や事故が原因です。

心筋梗塞や脳梗塞など、突然発症する疾患で倒れ、

そのまま亡くなってしまうケースが多く見られます。

周囲との接点が少なかったり、

日常的な安否確認がない場合、発見が遅れやすくなる傾向があります。


孤独死が見つかるまでの平均日数と現場の状況

孤独死が発見されるまでの平均日数は、

おおよそ1週間〜10日とされていますが、

中には数週間から数か月に及ぶケースもあります。

発見が遅れるほど、遺体は腐敗が進み、室内には強い異臭や害虫が発生。

近隣住民からの苦情をきっかけに、

ようやく発見されるということも珍しくありません。

現場は原状回復が必要なほどの損傷を受けている場合が多く、

通常の清掃では対応できない「特殊清掃」が求められます。

発見が遅れれば遅れるほど、

精神的なショックや経済的負担も大きくなってしまうのです。

「孤独死したらどうなるの?」遺族が直面すること


最初に必要なのは警察・消防への連絡

孤独死が疑われるとき、最初にすべきなのは警察や消防への通報です。

遺体があるかもしれない場合、

自宅に勝手に入ることは法的な問題にも発展する可能性があります。

そのため、発見者が家族であっても、必ず通報し、

警察立ち会いのもとで確認を行う必要があります。

警察は死因を確認し、事件性の有無を調査します。

遺体の状態によっては、身元確認や司法解剖が行われることもあります。

こうした一連の対応には時間がかかることもあり、

家族にとっては精神的にも大きな負担となる場面です。


遺体の状況と発見の遅れによる影響

発見が遅れれば遅れるほど、遺体は腐敗し、室内環境は深刻な状態になります。

異臭や体液の浸透によって床や壁が腐食し、

通常の掃除では処理できない状態にまで悪化することも。

さらに、感染症のリスクや害虫の発生もあり、

現場は家族が容易に入れるような状況ではなくなります。

精神的ショックも大きく、「あの時もっと早く気づいていれば」

と自責の念にかられる遺族も少なくありません。

孤独死の現場は、

家族にとって“現実を突きつけられる場”であり、

適切な対応が求められるのです。


特殊清掃が必要になる理由とその流れ

遺体があった部屋の清掃は、一般的な清掃業者では対応できません。

血液・体液の除去、臭いの分解、感染予防

など専門的な技術が必要になるため、

「特殊清掃」のプロによる作業が必要です。

依頼を受けた業者は、まず現場の状況を確認し、見積を作成。

その後、必要に応じて防護服を着用し、

感染防止対策を徹底したうえで、清掃・除菌・消臭作業を行います。

作業時間は数時間〜数日かかることもあり、

作業内容によっては数十万円の費用がかかることもあります。


原状回復や消臭作業の実態

特殊清掃では、見た目を綺麗にするだけでなく、

臭いや菌の根絶までを行うのが基本です。

具体的には、臭気測定器を使った臭いの検査、

オゾン脱臭機による空間除菌、床材や壁材の一部解体・交換などが含まれます。

消臭・消毒後も、賃貸住宅などでは原状回復を求められることがあり、

壁紙の張り替えや設備の修繕が必要になる場合もあります。

これらの作業はすべてが別料金になるケースもあるため、事前の確認が重要です。


保険や行政支援の対象になるケースも

孤独死によって発生した費用について、

火災保険や賃貸住宅総合保険が適用されるケースがあります。

特に「孤独死対応特約」などが付帯されていれば、

特殊清掃費や原状回復費が保険でカバーできることもあります。

また、生活保護を受給していた場合や、

生活困窮者と認定された場合には、

市区町村による支援制度が活用できる可能性もあります。

ただし、自治体によって制度の内容が異なるため、

早めに福祉課や地域包括支援センターなどに相談することが大切です。

費用はどのくらい?知っておきたいお金の話


特殊清掃・遺品整理・原状回復の費用相場

孤独死後の対応では、

特殊清掃・遺品整理・原状回復の3つの作業が発生することが一般的です。

それぞれに費用がかかるため、事前に相場を知っておくと安心です。

  • 特殊清掃:5万〜30万円前後(部屋の広さや腐敗状況により変動)

  • 遺品整理:3万〜20万円前後(1R〜2DK程度で人手や量により増減)

  • 原状回復:10万〜50万円以上(クロス・床材の張り替え、設備交換含む)

上記はあくまで目安で、発見までの期間が長かった場合や、

害虫駆除・床下浸透などがあると、追加費用が発生するケースもあります。

見積もりは現場確認後に個別対応されるのが一般的です。


保険適用されるケースとその条件

孤独死の清掃・修繕費は、

加入している保険によって補償される場合があります

特に「家財保険」「賃貸住宅総合保険」「孤独死特約付き火災保険」

などに該当する場合は、

以下のような費用が保険適用されることがあります。

  • 清掃・消臭費用

  • 原状回復費用(壁紙や床の修繕)

  • 近隣への損害賠償(悪臭による迷惑など)

ただし、保険の加入内容や事故報告のタイミングによっては、

補償が受けられないケースもあるため注意が必要です。

万が一に備え、ご家族の保険証券を一度確認しておくと安心です。


相続放棄したら費用は払わなくていいのか?

孤独死後の費用負担を考えたとき、

「相続放棄すれば支払い義務はなくなるのでは?」

と考える方もいます。

確かに、相続放棄をすると法律上の支払い義務は基本的に発生しません

ただし、注意点もあります。

相続放棄が認められるには、

死亡を知ってから3か月以内に家庭裁判所へ申述が必要です。

また、相続放棄をする前に遺品を処分してしまうと、

「財産を受け取った」とみなされ、放棄が認められない可能性もあります。

また、放棄しても家主や清掃業者から「感情的な請求」がされる場合もあり、

実際には親族で話し合いながら対応するケースが多いです。

法的な選択肢と現実的な選択肢の両方を理解しておくことが大切です。

賃貸物件で孤独死が起きた場合のトラブルとは


原状回復費をめぐる大家との交渉

孤独死が賃貸住宅で発生した場合、

原状回復費用の負担をめぐるトラブルが起きやすくなります。

大家(オーナー)は「元通りに修繕して返してほしい」と希望しますが、

遺族としては予想外の出費になることも少なくありません。

本来、賃貸契約上の原状回復は借主(故人)の責任となり、

相続人がその義務を引き継ぐ形になります。

ただし、相続放棄をすれば法的義務は免除されます。

とはいえ、放棄手続き中でも請求が届いたり、

対応を求められるケースもあり、話し合いや専門家への相談が必要です。


孤独死による事故物件化とその影響

孤独死が起きた部屋は、「事故物件」として扱われる可能性があります。

これは、次の入居希望者に対して

「心理的瑕疵(かし)」があるとみなされるからです。

事故物件とされると、物件の価値は大きく下がり、

家賃の減額や空室リスクが発生します。

その結果、大家から「損害賠償」を請求されるケースもあり、

法的な争いに発展することもあります

ただし、判例によっては、

遺族が賠償責任を負う必要はないとされた例もあり、

すべてのケースが同じではありません。

まずは冷静に状況を整理し、法的アドバイスを受けることが大切です。


事前にできるリスク回避策とは?

こうしたトラブルを避けるために、生前の備えが重要です。

たとえば以下のような対策が有効です。

  • 孤独死対応特約付きの保険に加入(家主側・入居者側のどちらでも)

  • 見守りサービスの導入で早期発見を可能にする

  • 賃貸契約時に「死後の対応に関する覚書」を交わしておく

また、家族間で「もしもの時はどうするか」

を日頃から話し合っておくことで、

いざというときの混乱を軽減できます。

高齢の親が賃貸物件で暮らしている場合、

親族としてできる備えを早めに検討しておくことが、

トラブル防止につながります。

孤独死を防ぐには?家族としてできること


「見守りサービス」や「緊急通報システム」の活用

高齢の親がひとりで暮らしている場合、

「何かあったときすぐに気づけるか」が最大の課題です。

そこで役立つのが、見守りサービスや緊急通報システムの導入です。

たとえば、一定時間トイレや冷蔵庫が開けられていないと通知が届くセンサーや、

緊急時にボタンひとつで通報できるシステムなどがあります。

月額数百円〜数千円と比較的導入しやすいものも多く、

遠くに住んでいる家族でも安心できるツールです。

また、自治体が提供している

「高齢者見守りサービス」や「安否確認電話サービス」

などの支援制度を活用するのも一つの手です。

民間と行政、両面からのサポートを組み合わせて、

孤立を防ぐ環境づくりを考えましょう。


定期的な連絡や訪問がもたらす安心感

技術的な支援だけでなく、家族とのつながりがなによりも心の支えになります。

週に1回でも電話をかける、月に1度は顔を見に行くなど、

小さな習慣が大きな安心感につながります

「元気にしてる?」と何気なく交わす会話の中に、

体調の変化や生活の異変が現れることもあります。

実際、孤独死を防げたケースの多くは、

「いつもと違う」と気づいた家族の行動がきっかけでした。

忙しい毎日の中でも、定期的な連絡を“ルーティン化”することで、

お互いに安心して過ごせる関係が築けます。


生前整理・エンディングノートのすすめ

もう一つ、孤独死を防ぐために大切なのが、

生前整理やエンディングノートの活用です。

これらは、万が一の際に家族が迷わず行動できるための“道しるべ”となります。

エンディングノートには、連絡先や持ち物の保管場所、

希望する医療や葬儀のことまで書き留めることができます。

これは「自分がどうしてほしいか」を家族に伝える手段でもあり、

家族の負担軽減にもつながります

また、生前整理を通じてモノを見直し、

必要なものだけを残すことで、

事故や転倒のリスクを減らす安全な住環境にもつながります。

まとめ|“いま考えること”が、家族を守る一歩になる


突然ではなく、「もしも」に備えて

孤独死は、ある日突然起きるものです。

しかし、「まさかうちの親に限って…」と考えていると、

対応が遅れてしまうこともあります。

だからこそ、“起こるかもしれない”という前提で備えることが、

結果的に家族を守る行動になります。

連絡が取れない日が続いたとき、

もしものときにどう動けばいいか。

考えるのがつらくても、少しずつ向き合うことが大切です。


心の準備と知識が、不安を軽くする

「孤独死 どうなる」と検索したあなたは、

すでに最初の一歩を踏み出しています。

不安は、知らないことから生まれるもの

逆に、知識を得ることで、漠然とした不安が具体的な行動に変わります。

孤独死のリスクや現実を知った今だからこそ、

家族で話し合う機会をつくったり、見守りサービスを検討したり、

できることから始めてみてください。

心の準備は、少しずつ整えていけばいいのです。


無理をせず、必要なら専門家の力も借りていい

家族だけで抱え込む必要はありません。

遺品整理や特殊清掃、保険の相談など、

プロに任せられる部分は積極的に頼ることで、心にも余裕が生まれます。

地域の包括支援センターや高齢者相談窓口、

信頼できる専門業者など、頼れる場所は意外と多く存在しています

無理せず、できるところから始めましょう。

あなたのその行動が、親御さんにとって何よりの安心になるはずです。

遺品整理士 倉島 新吾

身近な「まごころ整理」「まごころ清掃」のカメシタ 

身近な「まごころ整理」「まごころ清掃」のカメシタ三重

身近な「まごころ整理」「まごころ清掃」の九州カメシタ

東海3県~愛知県・岐阜県・三重県~ 九州エリア~鹿児島県・宮崎県・熊本県~

スケジュールに空きがあれば即日の対応も可能。お見積り無料です。

 

遺品整理、生前整理、空き家整理、ゴミ屋敷、汚部屋、特殊清掃(事故現場・孤独死現場)、

ウイルスの除菌消臭(新型コロナ対応)、ペット臭(猫屋敷など)、不用品買取値引き、解体前や退去前の残置整理 etc…

自転車・バイク・仏壇・神棚・マットレス・シンク・物干し台・物置の解体、撤去・エアコンの取外し・庭木の伐採・草刈りなどなんでもご相談ください!

 

TEL:0120-379-540 担当者直通:070-1327-8548

メール・LINEからは、24時間365日ご相談を受け付けしております。

Twitterも日々更新中♪

カメシタは公益社団法人被害者サポートセンターあいち(あいポート)に賛同しています。